グラミー賞 (Grammy Award)とは!

グラミー賞とはアメリカ最大の音楽賞(音楽の祭典)です。
世界中の一流アーティストが集うアメリカ最大の音楽賞、つまり、世界最大の音楽賞といっても過言ではありません。

グラミー賞といえば、ニュースなどで誰々は○部門ノミネートしたなどと報道されます。
一体何部門あるのか?というと、2011年は全109部門ありました。
しかし、多すぎるという理由で、男女に分けていた部門を統一するなどして、2012年は78部門と大幅な改正が行われました。
その後も2013年は81部門、2014年は82部門、2015年は83部門と、年によって部門数は変動しています。
音楽に新たな人気ジャンルが誕生した場合は新たな部門が創設され、層が薄くあまり意味をなしていないような部門は廃止されたりと、様々な理由で部門数は流動的となっています。

グラミー賞を受賞することは、音楽関係者にとって最高の名誉であり、中でも最も注目され、最も価値があるのが主要4部門です。

・Record Of The Year 最優秀レコード賞 
・Album Of The Year 最優秀アルバム賞
・Song Of The Year 最優秀楽曲賞 
・Best New Artist 最優秀新人賞 

上記の4つを主要4部門といいます。
この4部門に世界中の注目が集まります。

Record Of The Yearとは、その期間内に発表された最も優秀だと思うシングル曲。
Album Of The Yearとは、その期間内に発表された最も優秀だと思うアルバム。
Song Of The Yearとは、その期間内に発表された最も優秀だと思う楽曲のソングライター(作詞・作曲者)。
Best New Artistとは、その期間内に楽曲を発表した最も優秀だと思う新人アーティスト。

グラミー賞はたくさんの部門がありますが、とりあえず主要4部門をチェックです。





グラミー賞主要4部門など、様々な音楽賞の受賞者一覧はこちらのページ!








グラミー賞の選考方法とは!?

グラミー賞の選考方法について一般的にいわれていることは以下の通り!
グラミー賞は、NARAS(ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス)の会員1万3,000人による投票によって決まります。
投票は2回に分けて行われ、1回目が「ノミネート作品を決める投票」、2回目が「ノミネート作品の中から受賞作品を決める投票」という2段階制になっています。

そして、投票する際の判断は『作品のクオリティ』で考えることが絶対条件で、セールス(売上)やチャート成績に左右されないで考えることが求められるそうです。



もちろん、あらを探せばどんな音楽賞にも問題点があるわけで、世界最高峰のグラミー賞も例外ではありません。

よくいわれるグラミー賞選考方法の問題点を以下にまとめると、


投票権を持つ会員に若い世代が少ないため、若者好みの音楽が受賞することは少ない!
カントリー分野に精通している会員が多いため、カントリー優勢になっているのでは!?
アーバン系といわれる音楽を嫌っている会員が多いのでは!?
会員は専門外のジャンルに投票しなければならない場合があり、マイナー部門は知名度のあるアーティストに自然と票が集まりやすくなっているのでは!?
セールスやチャート成績に左右されないで考えなけらばならないというポリシーが、その年の最高売上を記録した作品の受賞を妨げているのでは!?

などなど、こういうことがよくいわれています。

問題点を0にすることは不可能だと思いますが、問題点があっても『グラミー賞』が世界最大の音楽賞であることに変わりはありませんし、音楽関係者なら誰もが憧れる最高の音楽賞です!